譲渡会…その頃バックヤードでは。あちこち、ねこがあふれかえっている。

ちまちまたちがママたちにミルクをもらっていました。

なんだか今年は、毎月乳飲み子を見ている気がします。分院お手伝いでも、必ず妊婦さんが運び込まれています。異常気象のせいでしょうか?繁殖期と呼ばれるサイクルが狂って、ねこたちは常に発情期を迎えているようです。繁殖能力をそなえる生後半年程度の子猫であれば、先延ばしにせず手術が必要ということになります!ひぇ~!

なんか、今年ねこ多くない!?

とくに子猫の保護や譲渡のボランティアさんたちが集うと、いつもこの話題になります。

 

写真の子猫ちゃんは、猫レンジャーさんの代表様が譲渡会へ連れてきた子です。富津ねこネットの代表様も譲渡会や分院ボランティアの際に乳飲み子を連れてきて、哺育をしながらボランティア参加してくださっています。

乳飲み子を育てるって、やってみたらわかります。簡単なことではありません。ほんとうに休みなし・細かいケアが必要です。乳飲み子を育てることは特別なスキルだなといつも実感しています。皆さん寝不足なはずなのに…

命を守ってくださる最前線のミルクボランティアさんは、一番に守るべき存在ですから(すべてのボランティアさんが大切ですが!)本当はお家で哺育に専念してほしいのですが、なにせボランティアは少人数で行っており、運営もみなギリギリで行っているのが現状です。

人間が助けなければ死んでしまう猫がたくさんい過ぎるのに、ボランティアさんはとっても少ないのです。

譲渡会スタッフは、保護・譲渡の活動をしながら、(もちろん、ご自身のお仕事やご家庭のお仕事をしながら)現場のTNR活動を毎月数十匹以上行っています。猫を保護することは命を救う最前線で尊い行為です…がそれだけでは猫は減りませんしキャパがくれば保護活動自体が破たんしてしまいます元栓を閉める繁殖制限活動がとっても重要なのです

以下の図をご覧ください。Ⓒ人と動物の共生センター

このモデルがいわゆる世の中の猫・犬の問題の全体像です。

この漕の中でもがいて抜け出せない地域の皆様は多いのではないでしょうか。原因は、あふれる水の蛇口を閉めないからです。蛇口を閉める=繁殖制限です。

今まで、わたしたちの地域でも個人、団体さんのご尽力によってなんとか蛇口を閉めていただき、一部繁殖が止まり猫の数が少なくなっている地域、公園があると伺っています。対策すれば、不幸な猫は減ります。

しかし、地域全体を見れば、その蛇口が止まっていないことがよくわかります。市役所、保健所もその事実は嫌というほど分かっていらっしゃるでしょう。たくさんの相談が来ているのではと心配しています。

蛇口を閉めるためには、迅速に、大量に、広い範囲を漏れなく行う必要があります。野良猫の蛇口を閉める政策が、「地域猫活動」「TNR活動※ひと家庭くらい範囲の地域猫活動より狭い範囲での繁殖制限活動」なのです。

 

目の前のその一匹の蛇口をしめるか、しめないかで、

こうなるのか、ならないのかが決まります。

繁殖制限活動では、猫の保護を住民に強制しませんので、手術をして猫を地域に戻します。そこで、「猫が減っていない」などと目の前のことしか見ないのではなく、「猫が増えなくなった!」と上記の図を見ながら考えていただけたら幸いです。

子猫だけを保護して、親猫はどこかに行っちゃったというご相談もよく耳にしますが、本当に猫の為、地域の為に思っていただけたらぜひ猫は全て繁殖制限手術を施していただきたいと思います。

野良猫の繁殖制限手術は、専門のボランティアしか出来ないことではなく、どなたでも参加できる地域貢献ボランティアです!

難しいのは、もう二つのペット産業、飼い主のいる猫の繁殖です(多頭飼育崩壊、避妊せずに外飼いなど)

 

長くなりましたが、譲渡会に来てくださる方は、ボランティアさんによってピカピカにしてもらったかわいい猫ちゃんたちしか見えないかもしれませんが、私たちの地域では町なかに猫があふれかえっているのです。保護猫をお迎えしてしてくださる飼い主様は、私たちはボランティア(社会貢献)の一員として考えています。あふれかえってる猫を必死で救っているボランティアさんから託されたその保護猫たちの境遇を理解していただき、その一匹、ないしは二匹、三匹、、、(略)とねこも人間も健康で幸せに暮らしていただきたいのです(*^_^*)

 

 

実は、、、上記の蛇口には、「路上死」や「ロードキル(交通事故)」については記載されていません。実際には、人目につかず亡くなっていく猫たちばかりです。

すべての猫が保護され、一生を安心・安全の中寿命をまっとうできれば一番です。が、ねこがあふれかえっている現状、受け皿になる私たち人間側はそのすべてを保護するにはとても力及びません。手術をうけたあと、野良猫・地域猫として槽の中で過酷な環境の中、愛おしく生きている猫たちのことも温かく社会に受け入れてほしいと思います。そのような猫たちを生み出しているのが、私たち人間なのだと知ってほしいです。

猫を増やさないようにするために問題にきちんと向き合うこと。不幸な命を増やさないことがもっと地域に広がりますように(*^_^*)

まだまだ地元では始まったばかりの猫ボランティアの各団体様、個人様をぜひ応援してくださいね♪

譲渡会でぜひみなさまをお待ちしています。

 

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