TNRとは?やり方や費用はどうすればいいの?

TNR活動

木更津ねこの会が推進している「TNR」。当サイトでも多く登場する言葉です。

本記事ではTNRについて詳しく説明させていただきます。

TNRとは?

飼い主のいない猫を減らすためには、繁殖制限を行うことが重要です。飼い主のいない猫を捕獲し、不妊手術を施す環境活動をTNRと言います。

T(Trap) : 捕獲します。
N(Neuter): 不妊手術を施し、耳をV字にカット(サクラ耳)します。
R(Return): 猫をもとの場所に戻します。

なぜ繁殖制限を行うのか?それは増えるからです。

猫の繁殖は年に2回から3回と言われています。環境省の試算では、一匹のメス猫から一年で繁殖する子猫の数は20匹を越えます。繁殖した子猫は、早くて半年を超えると妊娠してしまいます。

増えすぎた場所で生まれた子猫はほどんとは生き残れません。自然なことで仕方ない、と考えるかたもいるようですが、それは勘違いです。猫は野生の生き物ではありません、人間によるお世話が必要な生き物で、どんな猫も、ほとんどは人間がかならずお世話をしています。※たまにおやつを食べさせるだけ、という消極的なお世話も含まれます。

 

一匹一匹を、猫のQOL(Quality of life)を保てるように、責任もって猫のお世話をしてほしいと願っています。

猫と人間が、無理なく、心地よく、家族・地域の理解を得られるようにしながら生活を行うことが重要です

そのためには、お世話しきれないほど猫を増やしてはいけません。どんなに大切に思っても、たくさんの猫の餌を用意するのは大変です。猫も生き物ですから、病気にもなります。責任もって病院に連れて行くことが出来るのは何匹までですか?ひとそれぞれ、キャパが違いますが、無理のない範囲でお世話をするため、まずは絶対に増やさないことが重要です。

また、自分の敷地以外で猫のお世話をする際は、なお注意してください。

 

 

TNRは難しくありませんが、しっかり準備する必要があります。

まず、猫のリサーチします。自分の敷地内でTNRをするのが一番近所トラブルが少ないと思いますので、「この猫の手術をしたい!」と対象の猫ちゃんがいるのであれば、決まった時間にご飯を出して餌付けを行います。決まった時間以外はかならず、片付けてください。

残念ながら木更津市では地域の猫のTNR活動について相談する窓口がありませんが、君津保健所は相談をするとアドバイスをくださいます。私も初めて地域のTNRを行う時、君津保健所の窓口にいき、どんな回覧をまわすといいのか相談をしました。

 

 

リサーチが終わったら、手術の準備に入ります。病院の予約をしましょう。木更津市にも飼い主のいない猫ちゃんの手術を受け入れてくださる病院があります。費用は、病院にもよりますが、予防接種込みで1万円前後です。

どうぶつ基金の協力病院を探して、無料チケットを申請するのもおすすめです。当会ブログに詳しい方法が記載されているので、ご参照ください。こちらを使うと、数千円程度に費用を抑えることが出来ます。どなたでも申請できますよ。

 

 

病院の予約が済んだら、捕獲に入りましょう。猫ちゃんのなれ具合により方法が変わりますが、トラップケージの使用をおすすめします。捕獲を行う前日は、餌やりは禁止です。また、避妊去勢手術は全身麻酔で行いますので、前日は絶食しなければなりません。捕獲は手術の前日までに行いましょう。

 

トラップケージに入るとびっくりして暴れてしまう猫さんもいますので、速やかに全体を布で覆います。翌日の手術まで安全な場所で待機します。

手術は先生によってやり方が違うので、必ず注意点を先生に確認してくださいね!

 

 

手術はだいたいの病院が、朝連れて行って、夕方にお迎えの流れです。外で生活する猫さんの手術ですから、抜糸などしなくて済むように処置してくださいます。まさに、一期一会の手術です。地域の子ですから、術後も会うことが多いですけどね(^_^;)

手術を行うと、餌付けを行っているときには気が付かなかった思わぬ病気を発見することがあります。先日のTNRでは、「子宮蓄膿症」の猫さんや「横隔膜ヘルニア」の猫さんがいました。どちらも放置をすれば命にかかわる病気です。こういった子たちが病院へ来れたことは幸運だったと思います。症状によりますが、この子たちは保護が難しいとのことだったので翌日から外で生活できるように処置していただきました。

 

 

手術が終わった猫さんは、一晩捕獲器に入ったまま、麻酔がしっかり醒めるのを待ちます。麻酔が覚めない猫さんを外に出すのは危険です。一晩お休みタイムには、先生の指示に従い、ご飯を食べてよい時間になったら、「やわらかいごはんやスープ」を与えてください。猫さんはおしっこ系の病気や腎臓の病気になりやすい生き物です。前日絶食した猫さんを労わる為にも、水分多めごはんをオススメします。

 

 

いよいよ、猫さんを元の場所に戻します。猫さんをトラップケージで捕獲した同じ場所で、リリースをします。捕獲器をあけると、猫さんは必死に走ります。50メートルくらい、猛ダッシュする子もいます。車の心配などない方面にリリース扉を向けてくださいね。

わざと違う場所に出すことは、動物の遺棄とみなされます。猫は自分が生活していた場所以外では生きていくことが出来ません。遺棄については過去ブログをご参照ください。

 

以上が、TNRの流れです。これは基本的な流れではありますが、ケースバイケースですので、全てがこの通りになるわけではありません。

難しくなかったですよね??どうかな、難しいかしら…

地域のTNRはだれでも出来るボランティアです。もちろん、ひとりで抱え込まないでくださいね、私たちと一緒にやりましょう♪

 

 

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