先日の搬送補助ボランティアは、木更津市から三件のご要望です。
「顔がパンパンに腫れてしまって触れないねこで治療をしたいけど困っている」というご相談でした。
なんじゃこりゃ~~えらいこっちゃ!と急行。急に家の中に入ってきたとか…。弱ってるんだねぇ(+_+)
えらい!無事トラップイン。
想定通り、けがが原因でした。お外で暮らす猫ちゃんは、馴れていないねこほど、わずかな怪我や風邪でも治療を受けられず悪化し、免疫のない猫から生きていくのが難しくなります。
飼い主のいないねこ専門の亀田先生は、どんな境遇の猫にも、その子にとってベターであろう治療を判断し、処置してくださいます。本当にありがとうございます。
ちなみに今回の猫ちゃんには、去勢手術と、抗生剤のコンべニアを処方するのみで済みました。捕獲器に入る機会は「一生に一度」かもしれません。ですので、怪我をしてかわいそうな猫ちゃんに去勢まで、と思う方もいるかもしれませんが、飼い主のいないねこちゃんへの処置の場合にはこのように判断しています。
麻酔で眠っている間に、体中チェックされる茶白ちゃん(笑)首元に小さい傷口があり、爪が入って、中で膿んでしまって腫れてしまったようです。すでに傷が破裂した後で、縫合もいらない小さい傷でした。
お口のなかには、2センチ大の潰瘍もありました。無痛性のアレルギー性好酸球肉芽腫の可能性が高いそうですが、こればっかりは検査に出さないと分かりませんし、この検査は今回はしませんでした。
お口の中の潰瘍は、野良ちゃんによく見られるそうです。体が大きい割に痩せてるのは、これも原因の一つかも知れません。出来る事は、食べやすい柔らかいご飯を混ぜて給餌し、しっかり食べて免疫力を高めること!
別想定の、重い病気ではなく、ほっ。TNRもばっちりです。
リリースの際には食事の仕方など、餌やりさんへ詳しくお願いさせていただきました。
今回のケースはタイミングが良く幸運なケースでした。
茶白くん、これからの人生も強く長く生きてね(;O;)
当会へお声かけくださりありがとうございました。
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