餌をやっていたら子猫が生まれてしまった、飼育放棄され捨てられてしまった、交通事故や虐待などで怪我を負ってしまった、病気を患い外での暮らしの継続が困難になってしまった、などいろいろな境遇の保護猫たちがずっとのおうちを待っています。
一匹でも多くの保護猫たちが、あたたかい家族のもとで過ごせるように、保護猫を迎えてくださる方のご連絡をお待ちしています。
猫を飼いたい方へ
猫との暮らしは幸せなものです。猫は人間に寄り添いパートナーとしてたくさんの愛情、幸福を感じさせてくれます。
外にいれば厄介者扱いをされる猫も、たった唯一の飼い主さんに巡り会い室内で暮らすことが出来れば、虐待や事故、病気の心配もなく安全に命を全うすることが出来ます。
猫の寿命は20年です。猫を飼育する前にいくつか立ち止まって考えていただきたい事がございます。
平成29年度、日本で殺処分された猫たちは43,216匹にのぼります。全国の自治体、ボランティアさんたちが日夜奔走されても今でもこれだけの数の猫が殺処分機の中で亡くなってしまっています。このうち11,263匹の猫は飼い主がセンターに持ち込んだ飼い主がいた猫です。
猫の飼い主さんは、以下の社会的ルールを守り、責任をもって迎えた猫ちゃんをしっかり守ってあげてください。
- 完全室内飼いで交通事故や感染症を予防できる方
- 家族の同意があり、ペット飼育が可能な環境の方
- 猫の健康管理・避妊去勢手術に理解のある方(先住猫がいる場合不妊手術済みであること、譲渡前の避妊去勢をお願いしています)
- ご自宅へのお届けが可能な方(保護主によってお届け可能範囲は異なります)
- 諸費用のご負担ができる方(医療一部負担金として一律で2万円となります)
- 譲渡契約書の締結をしてくださる方
- 保護猫を理解してくださる方
- 命を看取るまでの終生飼育に責任を持ち、愛情をもって暮らせる方
大切な猫の命に関わりますので、里親希望の方へは飼育状況等の確認、審査を行わせて頂いております。ご理解・ご協力のほど宜しくお願い致します。
ペットを迎える前に、確認してください
猫の室内飼いについて→猫は室内で飼いましょう! (環境省パンフレット)
適切にペットをお迎えできるかご確認ください→飼う前も、飼ってからも考えよう! (環境省パンフレット)
譲渡までの流れ
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・小さいお子様のいるご家庭、単身の家庭の方にも、条件によっては譲渡をしていますが後見人をたてるか、後見人制度への加入をお願いしています。
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・子猫、シニア猫、馴れていない猫、キャリアの猫等、猫それぞれにトライアルまでに必要な用具の準備や、飼育してからのケアの方法など異なりますのでご確認ください。
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・トライアル期間中は定期的に様子を保護主までお知らせいただきます。保護主により報告頻度は異なりますので事前にご確認ください。
・環境変化で猫たちがストレスを感じる場合もございますので、心配な点があればご相談ください。
・猫をお迎えいただくときには必ず後見人となる方もご同席ください。
・トライアルは、猫の環境変化に慣れるまでの期間、また先住猫との折り合いをつける期間として設けていますので、トライアルといっても飼い猫としてお家にお迎えいただきます。「合わなければ返す」という軽い気持ちでのトライアルはお断りしております。
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保護猫へのケアについて
①完全室内飼いを行っています。
②駆虫・検便・ウィルス検査を実施しております。
③ワクチン接種、避妊去勢手術を実施しております。
④怪我・疾患のある猫は主治医に相談し治療を行っております。
※実施したケアは保護猫により異なりますので、必ず事前にご確認ください。
※ワクチン接種、ウィルス検査に関しては検査結果を里親様にお渡しいたします。